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シャンプーで皮膚治療。
みなさんこんにちは!看護師の迫田です!
いよいよ夏本番!という感じになってきました!!!!
先日、偶然ひまわり畑に遭遇しました!!
太陽に向かって咲くひまわりを見てとても元気が出ました!!!!
このほかに海にお祭りに花火にBBQ…夏生まれの私は
わくわくしております(p’v`q◆)♪
さて、先週当院で院内セミナーを行いました✏️
内容は、シャンプー療法についてです。
わんちゃんの病気の中で高い割合を占めるのが皮膚病です。
もちろん飲み薬での治療もありますが、
シャンプー療法は有効成分を直接皮膚に
届けることができ、お薬を飲むより副作用の少ない
安全で有効な治療法なのです?
だからといってどんなシャンプーを使ってよい
というわけではありません!
その子の皮膚の病状・体質に合わせたシャンプーを
使わなければ治療の意味がありません?
そこで!ここでは3つの皮膚病に適した
シャンプーの効果についてお話したいと思います(`・ω・´)ノ?
アトピー性の皮膚炎
アトピーは花粉やハウスダストマイトなどの
微小な異物に対して体が過敏に反応してしまう病気です。
そんなアトピー性の皮膚炎の子のシャンプーには
以下の効果があります。
皮膚の洗浄・・・皮膚への刺激となる異物を洗い流す
痒みを和らげる・・・炎症反応を起こす物質の放出を抑制、皮膚への微生物の定着を阻止
皮膚バリア機能の修復・・・異物の侵入を阻止
皮膚の保湿・・・乾燥した皮膚は異物が侵入しやすい
脂漏症
皮脂の分泌が多くベタベタしている状態や
逆に皮脂の分泌が少なく乾燥しフケが出たりする状態のことです。
そんな脂漏症の子のシャンプーには以下の効果があります。
皮膚の洗浄・・・皮脂やフケを洗い流す
ターンオーバーの調節・・・ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)が早いとフケが多くなるので調節する
微生物の定着阻止・・マラセチアという酵母菌や細菌が繁殖することがあるので、それらが皮膚へ定着するのを阻止する
痒みを和らげる・・・炎症反応を引き起こす物質の放出の抑制もする
皮膚の保湿・・・過度な乾燥を防ぎ皮膚バリアを守るため保湿する
膿皮症
皮膚で細菌(ブドウ球菌など)が免疫の低下や
皮膚のバリアの低下によって異常に繁殖し
炎症や化膿したりする病気です。
この病気は重症度にもよりますが飲み薬(抗菌剤)と
シャンプーで治療するとより効果的です。
シャンプーには以下の効果があります。
皮膚の洗浄・・・フケや汚れ・皮脂を洗い流す
抗菌作用・・・菌の繁殖を抑え衛生的にする
これらのようにそれぞれの皮膚病に適したシャンプーがあります。
当院にも様々な種類のシャンプーをご用意しております!
まずは病院で診断し適切なシャンプーを使って
わんちゃん・ねこちゃんが痒みのない
快適な生活が送れるようにしましょう(´ー`*)?
さらに暑い日が続きます?
皆さん熱中症にはお気をつけください
わんちゃん・ねこちゃんの熱中症については
以前こちらのブログに書いたので
ぜひご参考にされてください!!!!
皮膚病、シャンプー療法のことなら福岡市の室見動物病院まで
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