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わんちゃん・ねこちゃんの尿検査ってどうするの?

みなさんこんにちは?

看護師の迫田です!!

2016年も10日経ちました!!

みなさんお正月はどう過ごされましたか?

私は実家の鹿児島に帰り、初日の出を見てきました?

今年もいい年の始まりだと感じ、またわんちゃん・ねこちゃんのために頑張ろうと決心しました!!!!

今年もどうぞよろしくお願いいたします♪

この時期寒さのせいで膀胱炎や尿石症などおしっこの病気で来院される方が多くいらっしゃいます。

それらの病気の原因を突き止めるには必ず尿検査が必要となってきます。

今回は、尿検査についてお話したいと思います。

まず、どういう状態が異常なのか?

尿の出が悪い…ずっと排尿ポーズをとっているがちょっとずつしか尿が出ない、1回分の尿の量が少ない

頻尿…何回もトイレに行く 散歩中の尿の回数が多い

多尿…1回の尿量が多い

血尿…尿全体が赤い 尿の一部が赤い

これらの症状が見られた際は何かトラブルが起きていると考えられます。

そこで尿検査をしてみましょう!

尿の採り方にはいくつか方法があります。

自然排尿…排尿している時にきれいな受け皿(タッパーやお肉が入っていた発泡スチロールの容器など)をそっと股の下に入れて採る。

      この時足が入ったりすると汚染してしまうので速やかにおこなってください。

圧迫排尿…尿が溜まっていた場合、おなかを手のひらで圧迫して排尿させます。

       尿道が詰まっている場合は破裂してしまうのでおこないません。

カテーテル…軟らかいビニールのチューブを尿道に入れて尿を採ります。

膀胱穿刺…エコーで膀胱を確認し注射の針と注射器を使って尿を採ります。

       この方法が一番汚染がなく正確な結果が出ます

       採血するときと同じ痛みなので大きい痛みはありません。

ご自宅で尿が採れた!そんなときはなるべく早く病院に持ってきてください。

時間が経つと細菌や結晶が増加してしまい、正確な結果がで出ないのです。

もし、すぐお越しになれない場合は冷蔵庫で保管してください。

さて、ここからは検査の内容をご紹介します。

まずは見た目で色、濃度、濁度を評価します。

次に尿検査試験紙です。

尿を試験紙につけると色が変わってきます

それらを見比べ判断します。

これで尿のPH、尿中に白血球、細菌、タンパク、ブドウ糖、ケトン体、ビリルビン、赤血球がどのくらい含まれているかがわかります。

次は、尿を機械にかけて回します(5分間で1500回転/分させます)

そうすると細菌や細胞・結晶などは下に沈みます。

上澄みの液体を比重計に入れ尿の比重を見ます

わんちゃん:1.030<

ねこちゃん:1.035<

が正常範囲でこれを下回ると尿が薄い上回ると尿が濃いということになります。

そして、下に沈んだ物を顕微鏡で見ます。

結晶…ストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)シュウ酸カルシウムなど

    これらがあると膀胱を傷つけたり尿道に詰まったりしてしまいます。

その他に白血球、赤血球、細菌、脂肪滴、上皮細胞、円柱、精子などが見られます。

通常含まれる物や含まれないものがあるのでそれぞれに対応した治療をおこなっていきます。

大体この検査20分ほどで終わります。

少しでも尿の常状態がおかしいな。と思ったら検査をオススメします(´ー`*)

わんちゃんねこちゃんの尿・尿検査のことなら福岡市の室見動物病院まで

室見動物病院

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