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ねこちゃんが喜ぶ触り方

こんにちは、動物看護師の西田です。

10月に入り昼間も涼しい日が増えて、過ごしやすい季節になりましたね?

ところで、ねこちゃんを飼われてる飼い主さんは、普段どのようにしてねこちゃんとスキンシップをとっていますか?

遊びやブラッシングなどのお手入れ、おやつ等々…スキンシップにもいろいろありますが、今回はねこちゃんを撫でるときの”触り方”についてのポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。

触られると喜ぶところ

個体差はありますが、ねこちゃんは自分で直接舐められないところ、猫同士で舐め合うところを触られると気持ちよく感じる子が多いです。

例えば、頬・顎の横から下・耳の付け根の後ろなどの顔周りは、匂いを出す分泌腺が多くあり、その部分を人や物にこすりつけ自分の匂いをつけることで安心するため、人に触られても気持ちよく感じるとされています。

触られると嫌がるところ

これも個体差がありますが、腰・尻尾・四肢の先・腹部など猫同士で舐め合わない、動物にとって急所となるようなところは触られると嫌がる子が多いです。背中は好き嫌いが分かれますが腰は苦手とする子が多いようです。

タイミング

ねこちゃんは近づいてくる人間を避け、動かない人間に近寄る習性があります。なので、飼い主さんはねこちゃんから近寄って来るのを待ってから触るのが良いでしょう。また、足や体を伸ばしてリラックスしている時も比較的触らせてくれます。

逆に、無理にねこちゃんを追いかけて触ったり、ぐっすり眠っている時に触ったりするのは控えましょう。

時間

ねこちゃんには触られることを許容できる時間に限りがあります。それを超えて触り続けると攻撃されてしまうこともあるので、

身体が強張ってきた・瞳孔が大きくなる・逃げようとする・尻尾をパタンパタンとするといったことが見られたら終わり時のサインです。

体勢と力加減

ねこちゃんを見つめたり、真正面からいきなり触ったりすることはねこちゃんを怖がらせてしまうので避けましょう。

目が合った時はゆっくりと瞬きをし、触るときは優しく声を掛けつつ、視界から外れた背中側からなるべく近い距離で軽く撫でるようにします。

いかがでしょうか?ねこちゃんが気持ちよくなるようなポイントを押さえて触れ合うことで、ねこちゃんからの信頼度もアップし、より良い関係を築くことが出来ます。

また、日頃からたくさん身体に触れることでねこちゃんの体調の変化にも気付きやすくなります。

もし、日々の触れ合いの中で何かお気づきの点がございましたら、当院までお気軽にご相談ください。

室見動物病院

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