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わんちゃんも保湿ケア

こんにちは、 動物看護師の矢野です?

お肌の天敵、“乾燥”の季節がやってきました⚡️

お風呂上がりの保湿ケアが欠かせませんよね

では、人は毎日保湿するのに、わんちゃんはしなくていいのでしょうか?

そもそも『保湿』は何のために行うのか?

皮膚には多くの機能が備わっています。

バリア機能、感覚機能、自己回復機能、、、などなど

それらの機能を正常に作動させるために、「保湿」が必要なのです!!

基本的に人とわんちゃんは同じ皮膚構造を持っています。

ですから、人と同じようにわんちゃんも加齢により保湿が必要となってきます。

特に今の時期は、毛が生えていない部位や薄くなった部位の保湿ケアをお勧めします

pad保湿が必要な部位pad

 ①鼻 ⇒ 特に短頭種では、乾燥によりひび割れ、悪化すると組織が剝がれ落ちることがあります。

※保湿剤が鼻と眉間の間のシワに入ると、シワの間の環境が悪化することがあるので

       注意してください。

 ②鼻筋 ⇒ 加齢により毛が薄くなりやすい部位です。また、皮下脂肪が少ないので

       視力が弱くなったわんちゃんの場合、ぶつけて傷つけやすい部位でもあります。

 ③耳先 ⇒ 末端部分のため血流が悪くなりやすい部位です。

       保湿と一緒にマッサージも行うと良いでしょう。

 ④肉球 ⇒ 肉球には細かい凸があり、滑り止めの機能を果たしています。

       適度な保湿は滑り止め効果もあるため、凸がなくつるつるになった肉球の子や

       加齢により角質化が進み硬くなった肉球の子は特に保湿してあげましょう。

 ⑤爪 ⇒ 爪も皮膚の一部なので、皮膚と同じように乾燥します。乾燥した爪は、爪切りの際に

      割れてしまうことがあります。爪の先端から中間にかけてが保湿部分です。

 ⑥尾 ⇒ 尾の先端は末端部分のため毛が薄くなりやすいです。

      耳先と同様、マッサージも一緒に行って血流を良くしてあげましょう。

 ⑦肘 ⇒ 特に短毛犬種や大型犬で保湿が重要となります。

 ⑧洋服や胴輪で擦れる部分 ⇒ 摩擦により赤みや脱毛が見られる場合があります。

以上が高齢のわんちゃんの皮膚の中で特に保湿が必要な部位となります!!

いかがでしょうか?

高齢のわんちゃんだけでなく、乾燥肌の子やアトピー・アレルギーがある子にも

保湿は効果的ですので気になった方はご相談ください✨

今年の冬はわんちゃんも保湿ケアはじめてみませんか?犬

室見動物病院

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