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高齢わんちゃんへの排泄の工夫

こんにちは、動物看護師の益田です。

暖かい春が待ち遠しい時期になりましたね?

 さて今日は高齢のわんちゃんの排泄について紹介します?

わんちゃんも年を取ってくると膀胱の筋力が衰えてしまうことで

尿を溜めておくことが難しくなるので

トイレの間隔が短くなってしまうのです?

 ご家庭によってお外でしか排泄しない子や、

お外でもお家の中でも排泄する子など

排泄スタイルは様々ですが、排尿間隔が短くなると

お外でしか排泄できない子は次のトイレの時間まで

我慢することができず粗相をしてしまうことがあります汗

 こういう時飼い主様は叱ってしまいがちになるかと思いますが、

お部屋の中でできたことをほめてあげることで

お部屋での排泄は悪いことではないと教えることができます。

 長年身についていた習慣をいきなり変えることは難しいですが、

お部屋での排泄を習慣化させることで、

何度もお外へわんちゃんを連れていく飼い主さんの負担と

トイレを我慢できず粗相をして落ち込んでしまうわんちゃんの

負担をお互いに減らすことができます。

 もう一つ、おむつを着けるという方法もあります。

歩くことが難しくなってトイレまで歩いて行けず…

ということもあると思います。

おむつを着けてあげることで身体や身の回りを汚す範囲を

少なくすることができます。

?
女の子用おむつ

?男の子用おむつ(マナーバンド)

 おむつの難しい点で、脱げてしまう・尿が漏れてしまう

という問題をよくお聞きします。

 これにはサイズが合っていない、苦しそうだからと

緩くつけてしまっているという原因もあります。

 身体に密着するようにおむつをしっかりウエスト部分で

付けてあげることがポイントです?

 その子の尿量や時と場合に合わせて

長時間タイプのおむつを付けてあげることで

尿がしっかり吸収されて漏れてしまうこともなくなります✨

 わんちゃん用のサスペンダーを付けてあげたり

つなぎタイプのお洋服を着せてあげたりして

工夫することでおむつのズレを防ぐ方法もあるようです✨

 しかし、おむつは排泄したままだと

不衛生で感染症のもとになってしまうので

こまめに取り変えてあげて衛生に保つようにしましょう?

室見動物病院

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