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5月からはフィラリア、ノミ、ダニ予防・1月から4月はノミ、ダニ予防

こんにちは、看護師の藤林です。

先々週、ベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社様にわんちゃんねこちゃんの

ノミ、ダニ、フィラリア予防について院内セミナーをして頂きました?

これからの時期、大切な予防の1つがノミ、ダニ、フィラリア予防です。

そこで今回は講習で学んだ、わんちゃんねこちゃんのノミ、ダニ、フィラリアについて

説明させて頂きます。

まず、フィラリアについてですが、フィラリア症は犬糸状虫症とも呼ばれ蚊が媒介するミクロフィラリアがだんだんと成長していき

最終的には心臓に寄生し血流を妨げ死に至ることもある病気です。?

名前に犬という文字が入っているようにわんちゃんには有名な病気の1つです。

しかし、犬だけにかかるのではなく、ねこちゃんやたぬき、フェレット、

トドなどの海獣類、人にもフィラリアは感染するそうです。

ねこちゃんの場合わんちゃんと寄生する場所が少し違い心臓とは別に肺にも寄生するようです。

もし感染してしまうとわんちゃんの症状では

  ◎お腹が大きくなる(腹水がたまる)

  ◎咳が出る 

  ◎食欲がない

  ◎元気がない呼吸が苦しそう

  ◎尿が赤くなる

などの症状がみられます。ねこちゃんも同様の呼吸困難や咳がでやすいそうです。

また、猫の体内でフィラリア成虫が死んだ場合、それがアレルゲンとなって死に至ってしまう事もあるそうです。

フィラリアの予防は5月~12月までとなっております。

飲み忘れがないようお願いします。✏️

次にノミについてです。

ノミは1日当たり25個も卵を産むそうです。

また、周囲の環境にノミの成虫は5%しかおらず、残りの95%は卵、幼虫、さなぎの状態で

カーペットやわんちゃんねこちゃんの寝床に潜んでいます。

ノミに噛まれると強い痒みをひきおこします。ですから、体にノミを見つけたときはカーペットや寝床などを 掃除しないと卵などがどんどん増えてしまうので要注意です。?

最後にマダニについて、マダニはわんちゃんねこちゃんに感染する病気だけでなく人にも感染し

命に関わる病気を持っています。

福岡でも、重症熱性血小板減少症(SFTS)が発症しており九州地方は他の地方と比べ発症例の多い地方となっています。

重症熱性血小板減少症(SFTS)とは、マダニに噛まれ貧血などの症状が起き、重度になると高熱が出たり、消化器症状が診られ白血球や血小板が減少し、死に至る場合があります。

わんちゃんねこちゃんが外に出なくても人の服などにマダニが付き家に持ち込んでしまうことがあります。

もし、マダニが体に付いているのを見つけたらすぐ取らずにすぐ病院にお越しください。

無理矢理引っ張ってマダニを取ると、クチバシがちぎれて皮膚に残ってしまうからです

ノミやダニは1年中活動をしています。

フィラリアの予防薬は5~12月までとなっていますがノミとダニは冬でも活動をしていますので、

1月~4月のノミ、ダニの予防薬も忘れずにお願いいたします。alarm clock

当院で扱っているフィラリアの駆虫薬はこちら?

おやつタイプになっているのが青いパッケージのネクスガードスペクトラで普通の錠剤タイプがパノラミスです。

どちらもフィラリア予防だけでなく、ノミとダニも同時に予防が出来るすぐれものです。

次にノミ、ダニ予防です。

わんちゃんだとこちら?

ねこちゃんはこちら?

この中の1つブロードラインはねこちゃんに付くノミ・ダニを防ぎさらにフィラリアも予防が出来るすぐれものです。?

何か相談等ございましたら当院へお越しください。

室見動物病院

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