各種予防接種
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わんちゃん・ねこちゃんの予防
わんちゃんの予防には、混合ワクチン、狂犬病ワクチン、フィラリア症予防、ノミ・マダニ予防があります。ねこちゃんの予防には、混合ワクチン、フィラリア症予防、ノミ・マダニ予防があります。
コアワクチンの
毎年接種を推奨しています
「コアワクチン」とは
「コアワクチン」は、接種すべきワクチンのことです。これに対し、「ノンコアワクチン」は、地域や生活環境から接種を推奨するワクチンのことです。
当院はコアワクチンの毎年接種を推奨しており、接種の際には同時に健診も行っています。
わんちゃんの予防
わんちゃんの混合ワクチン
混合ワクチンとは、接種が推奨されている「コアワクチン」とわんちゃんの生活環境に合わせた「ノンコアワクチン」を組み合わせたワクチンです。当院では6種と10種を取り扱っています。
6種混合ワクチン
- 犬ジステンパー
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬伝染性肝炎
- 犬伝染性喉頭気管炎
- 犬パラインフルエンザウイルス感染症
- 犬コロナウイルス感染症
10種混合ワクチン
6種に
- レプトスピラ感染症(4種)
が追加されます。
レプトスピラ感染症は人獣共通感染症とされ、人間にもかかる可能性がある病気です。
「届出伝染病」に指定されているため、その病気が確認された場合、医師・獣医師は保健所に届け出ることが必要とされています。感染経路にネズミを介する病気といわれており、九州では比較的多い傾向があり、全国的にも毎年20~30頭が確認されています。
飼い主さまの生活環境(お住まいの地域・職業など)において、人もペットもネズミと接触する可能性が高いと考えられる場合は、リスクなど詳細をご説明した上で、10種をおすすめしております。
狂犬病ワクチン
狂犬病は人にも感染する恐ろしい病気です。狂犬病にかかっている犬に咬まれることで感染し、発症した場合の死亡率はほぼ100%とされています。行政にて実施される予防接種を、毎年受けることが法律で義務付けられています。わんちゃんを飼う場合は、責任を持って狂犬病の予防接種を受けさせてください。
当院でも狂犬病ワクチンの接種ができます。福岡市にお住まいの方は、行政からのハガキをご持参ください。行政に代わり鑑札と注射済票の発行が可能です。福岡市外にお住まいの方には狂犬病予防注射済証を発行しております。
生後3カ月齢以上であれば接種可能です。
フィラリア症予防
フィラリア症とは、糸状虫が心臓や血管に寄生して起こる病気です。心臓だけでなく、肝臓、腎臓など全血管系に多大な悪影響を及ぼします。蚊が媒介します。室内で飼われている場合でも、蚊によって感染する可能性は十分にありますので、月に一度は予防薬を飲ませてあげましょう。
主にわんちゃんがかかる病気ですが、まれにねこちゃんが感染することもありますので、注意が必要です。
このお薬は、体内のフィラリア幼虫に効果がある薬で、福岡では、4月から11月まで蚊が発生しますので、予防時期は、5月から12月まで必要です。
なお、投薬の前には、感染有無のチェックをおすすめしています。知らぬ間に感染している場合は、薬を飲ませてしまうと重篤な副作用が起きる場合があります。
わんちゃんは、幼少期は体重に合わせた粉薬を、体重が増えてきたらフレーバー錠かチュアブル(おやつタイプ)剤をご用意しております。ねこちゃんは滴下剤での予防になります。わんちゃんもねこちゃんもノミ・マダニ予防薬が一緒になった合剤もご用意しております。
ノミ・マダニ予防
ノミが体に寄生すると、わんちゃん・ねこちゃんは血を吸われるため体中がむず痒く、激しくかきむしります。ノミアレルギー性皮膚炎になったり、ノミの体内に潜んでいるサナダムシに感染する可能性があります。ノミにたくさん血を吸われることで、貧血を起こすケースもあります。
マダニもわんちゃん・ねこちゃんの体に寄生します。激しい痒みや皮膚の炎症、多数の寄生によって大量に血を吸われ貧血を起こすこともあります。最近、人間が「重症熱性血小板減少症(SFTS)によって死亡した」という報告が相次いでいますが、これはマダニが媒介して感染する病気です。わんちゃん・ねこちゃんのストレスを軽減させ、飼い主さまとご家族の健康を守るためにも、毎月1回の通年予防が肝心です。わんちゃんは、幼少期は体重に合わせた粉薬を、体重が増えてきたらフレーバー錠かチュアブル(おやつタイプ)剤をご用意しております。ねこちゃんは滴下剤での予防になります。
抗体検査
2年目以降の混合ワクチンは、年に一度の接種をおすすめします。毎年のワクチンによって免疫を付けていくのが理想です。一方で当院ではペットの体内にワクチンがどれくらい残存しているかがわかる「抗体検査」も行うことができます。これにより、ワクチンの効果が残っているとわかった場合は、予防接種を延期するという選択も可能です。ねこちゃんの場合は、猫白血病や猫エイズに感染していないかを確認するために行うこともできます。
ワクチン・予防スケジュール
※ゾエティス・ジャパン(株)提供
ねこちゃんの予防
ねこちゃんの混合ワクチン
混合ワクチンとは、接種が推奨されている「コアワクチン」とねこちゃんの生活環境に合わせた「ノンコアワクチン」を組み合わせたワクチンです。当院では3種と5種を取り扱っています。
3種混合ワクチン
- 猫汎白血球減少症
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
5種混合ワクチン
3種に
- 猫白血病ウイルス感染症
- 猫クラミジア感染症
という2種のワクチンが追加されます。
猫白血病は、外に出てほかのねこちゃんとグルーミングすることで感染してしまう病気です。室内外を自由に往来するねこちゃんには、5種混合がおすすめです。
フィラリア症予防
フィラリア症とは、糸状虫が心臓や血管に寄生して起こる病気です。心臓だけでなく、肝臓、腎臓など全血管系に多大な悪影響を及ぼします。蚊が媒介します。室内で飼われている場合でも、蚊によって感染する可能性は十分にありますので、月に一度は予防薬を飲ませてあげましょう。主にわんちゃんがかかる病気ですが、まれにねこちゃんが感染することもありますので、注意が必要です。
このお薬は、体内のフィラリア幼虫に効果がある薬で、福岡では、4月から11月まで蚊が発生しますので、予防時期は、5月から12月まで必要です。なお、投薬の前には、感染有無のチェックをおすすめしています。知らぬ間に感染している場合は、薬を飲ませてしまうと重篤な副作用が起きる場合があります。
わんちゃんは、幼少期は体重に合わせた粉薬を、体重が増えてきたらフレーバー錠かチュアブル(おやつタイプ)剤をご用意しております。
ねこちゃんは滴下剤での予防になります。わんちゃんもねこちゃんもノミ・マダニ予防薬が一緒になった合剤もご用意しております。
ノミ・マダニ予防
ノミが体に寄生すると、わんちゃん・ねこちゃんは血を吸われるため体中がむず痒く、激しくかきむしります。ノミアレルギー性皮膚炎になったり、ノミの体内に潜んでいるサナダムシに感染する可能性があります。ノミにたくさん血を吸われることで、貧血を起こすケースもあります。マダニもわんちゃん・ねこちゃんの体に寄生します。激しい痒みや皮膚の炎症、多数の寄生によって大量に血を吸われ貧血を起こすこともあります。
最近、人間が「重症熱性血小板減少症(SFTS)によって死亡した」という報告が相次いでいますが、これはマダニが媒介して感染する病気です。わんちゃん・ねこちゃんのストレスを軽減させ、飼い主さまとご家族の健康を守るためにも、毎月1回の通年予防が肝心です。
わんちゃんは、幼少期は体重に合わせた粉薬を、体重が増えてきたらフレーバー錠かチュアブル(おやつタイプ)剤をご用意しております。ねこちゃんは滴下剤での予防になります。
抗体検査
2年目以降の混合ワクチンは、年に一度の接種をおすすめします。毎年のワクチンによって免疫を付けていくのが理想です。一方で当院ではペットの体内にワクチンがどれくらい残存しているかがわかる「抗体検査」も行うことができます。
これにより、ワクチンの効果が残っているとわかった場合は、予防接種を延期するという選択も可能です。ねこちゃんの場合は、猫白血病や猫エイズに感染していないかを確認するために行うこともできます。
ワクチン接種までの流れ
-
1当日の体調を飼い主さまに問診します。
- 元気があるか
- 食欲があるか
- 嘔吐や下痢がないか
- 咳はしてないか
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2体重を測り、変動がないかを確認します。
過去の体重との比較で健康状況を推察します。
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3体温を測ります。
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4聴診をします。
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5呼吸数を測ります。
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6触診などで全身をチェックします。
- 体表リンパ節の腫れはないか
- 各関節に異常はないか
- 皮膚に湿疹や赤みがないか
- 腹部の腫れはないか
- 耳の異常(外耳炎)はないか
- 目の異常はないか
- 口腔内に異常はないか
など
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7以上で問題がないと判断した場合、ワクチンを接種します。
なお、発情・出血中は、接種を延期します。また、病気の治療中・投薬中の場合、接種を延期または中止する場合があります。