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わんちゃんのブラッシング

皆さんこんにちは、動物看護師の西田です?

暑い日が続いていますが皆様体調はいかがでしょうか。

今回は、わんちゃんのブラッシングについてお話したいと思います。

ブラッシングには、

?ノミ・マダニなどの外部寄生虫を取り除く

?皮膚や被毛についた汚れ・抜け毛・フケを取り除き皮膚を清潔に保つ

?皮膚に刺激を与えることで皮膚の血行を促進する

といった効果が得られますglitter頻度とかける時間は1日1回~週2・3回、10分程度が目安です。

?使う道具の種類?

・コーム…毛の流れを整えて、毛に引っかかることで毛玉やもつれを発見することが出来ます。

・ピンブラシ…ピンの先端に玉が付いているものが皮膚を傷めにくくお勧めです。

・ラバーブラシ…ゴム製のブラシで、抜け毛除去の効果がとても高いです。力強くかけてしまうと皮膚を傷めたり、抜け毛以外の生えている毛が切れてしまいます。

・スリッカーブラシ…毛のもつれや毛玉をときほぐすのに使用します。皮膚に当たると傷つけてしまうことがあるため直接皮膚に触れないように注意が必要です。

これらの道具をわんちゃんの毛の生え方に合わせて使い分けます。

わんちゃんがリラックスしているタイミングで、毛の流れに沿ってまずは背中から腰にかけて撫でながらブラシをかけていきます。

足先など身体の先端にあたる部分は敏感なため、後からブラシをかけていきます。

基本的な道具の使い分けですが、

長毛種(キャバリア、ロングコートのチワワ・ミニチュアダックスなど)

ピンブラシで汚れを取り除く→毛玉やもつれは毛先から少しずつスリッカーブラシか手でほぐす→コームで毛の流れを整える

短毛種(ミニチュアピンシャー、フレンチブルドッグ、柴など)

ラバーブラシで汚れと抜け毛を取り除く(柴のように毛量の多い犬種はピンブラシがお勧めです)

毛が絡まりやすい犬種(プードル、ポメラニアン、シーズーなど)

スリッカーブラシを鉛筆持ちで構えて毛先から根元に向かって少しずつかける→コームで毛の流れを整える

このように使い分けます。

ブラシで手の甲を撫でてみて、痛みを感じないくらいがちょうどよい力加減です。

ちなみに、毛玉やもつれは耳の後ろ・脇・股・尻尾の付け根といったよく動かす部分にできやすいです。

もし、毛が絡まりすぎてフェルト状の毛玉になっている場合は、ブラッシングのみで取り除くことは難しいので、怪我に気を付けてハサミやバリカンで切り取るか、

トリミングサロンで取り除いてもらいましょう。

当院でも毛玉取りを行っております。

毛の生え変わる春や秋、抜け毛が増える夏場はお家のお掃除も大変になることかと思います汗あらかじめブラッシングで抜け毛を取り除くことで、日々のお掃除の負担を軽減することもできます。

また、湿度や気温が高い夏場は皮膚のトラブルが多くなります!定期的なお手入れは異常の早期発見につながるので、ブラッシングでわんちゃんとスキンシップをとりつつ、皮膚の健康も保ちましょう?

室見動物病院

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