ブログ
腎臓病とは…早期発見のためのセルフチェック!!!
こんにちは(・∀・)
看護師の高鍋です。
暑かった夏は過ぎ、最近は急に朝晩寒くなってきて、ワンちゃんネコちゃんも過ごしやすい季節になってまいりましたflower2それに伴ってお水を飲む回数や量も減ってきていると思います。
しかしなかには、お水入れの減りが早い、お水をよく飲んでいるなと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
それは、ある病気のサインかもしれません?
ある病気というのが腎臓病です。
そこで今回は、腎臓病についてお話をさせていただきます。
腎臓にはさまざまな機能がありますが、その代表的なものは尿を作ることです。
血液とともに運ばれてくる体にとって不要なものをろ過して、薄く多量の尿の元となる原尿をつくる。
ろ過された原尿のうち、身体にとって必要なものを再吸収し、体内に戻すこの過程で原尿は濃縮され尿になります。
その腎臓に障害が起こってしまうと、尿に出るべき老廃物の排泄が不十分になり、血液中に残ってしまい、蓄積されることにより尿毒症が発症します。年をとるにつれ腎臓のろ過機能は徐々に失われていくため、高齢期の犬猫にみられる病気の一つです。特に7歳以上の猫に多く見られます。
腎臓は一部の機能が低下しても、他の部分でその機能を補うという代償作用を行うため臨床症状がなかなか現れません。
また一度障害を受けた腎臓の組織は元通りに回復することはありません。
腎臓の
66%以上の腎機能が喪失した場合
尿が薄くなったり、水を飲む量が増えることがある。
75%以上の腎機能が喪失した場合
尿を作る機能がほとんど衰え老廃物が体内に蓄積し、尿毒症が見られることがあります。
臨床症状として「水をよく飲む」「尿量が増える」「食欲不振」「体重減少」などが見られます。
90%以上の腎機能が喪失した場合
老廃物の過度の蓄積により尿毒症へと進行します。
以下ような場合は腎臓病に注意が必要です?
早期発見のためのチェックポイント!!!
□水をよく飲む
□たくさん尿をするようになった
□毛づやが悪く、被毛がぼそぼそしてきた
□食欲が落ちた
□痩せてきた
□よく吐くようになった
このような症状に気づいたらすぐに病院へ受診または相談をしましょう。
基本的に、ダメージを受けた腎臓は元には戻らないので普段からの健康管理に気をつけ、定期的な健康診断などを心がけましょう
ペットの体重、行動、身体状態をチェック、観察し早期発見できるよう心がけましょう。
腎臓病のことなら福岡市の室見動物病院まで
RECENT POSTS最近の投稿
TAGタグ
ARCHIVE月別アーカイブ
-
2024年 (22)
-
2023年 (26)
-
2022年 (32)
-
2021年 (27)
-
2020年 (32)
-
2019年 (28)
-
2018年 (9)
-
2017年 (17)
-
2016年 (30)
-
2015年 (22)